通信制高校の私立と公立の違い


通信制高校にも公立と私立があります。もちろん学費面だけを考えると、公立の通信制高校を選ぶほうが安く済みます。ただし、通信制高校ではカリキュラムなどを自分で選んで学習を進めていくことが多いので、値段だけで比較してしまうと、実際に通っていて選択肢が狭まってしまうこともあるそうです。


●通信制高校で好きなことを単位に

受験などで利用される授業に関しては、公立も私立も大きな違いはありません。生物や物理など必要な選択科目を自分で学習できる仕組みは出来上がっています。しかし、芸術科目や施設設備の面で、やはり公立は古いものがある、手入れが行き届いていないということがないわけではないそうです。また英検以外の自分で行っている活動なども、単位として認定されるために作品などで対応できるなど、私立の方が柔軟になっているという意見もゼロではありません。


●選択科目はたくさんあるほうがいい

選択科目から自分で選んで単位を修得することが増加するのは、高校2年生からだと言われていますが、それでも選択肢は広いほうがいいですよね。自分が学んでみたいと思う科目が待っているほうが、今やらなくてはいけない学習も先にすすめるかと思います。また就学支援金制度という給付金の対象になる家庭では1単位4812円の援助を受けることができます。あわせて計算してみましょう。

通信制高校学費の相場


通信制高校は徐々に認知度をあげては来ていますが依然全日制高校や定時制高校に比べると知られていません。通信制高校に通おうと思っているものの通信制って実際にどのくらい学費がかかるのか想像がつかないという方も多いでしょう。勿論全ての通信制が一律同じ価格というわけではないので学校によって高い安いがあり一概にいくらとは断言できません。ですが通信制高校の相場をある程度知っておく事でまず通信制という選択肢を吟味できるのではないでしょうか。


通信制高校の学費

通信制高校の殆どは現在「単位制」を採用しているといっても過言ではありません。この単位制は学年制と異なり、その年に受講できる講義を自由に選択する事ができ、最終的には必要単位数だけ満たしていれば良いというものです。通信制の授業料は大抵の場合1単位いくらといった風に計算される為、通信制の卒業に必要な単位数である76単位×1単位あたりの料金が凡その授業料となります。この事から私立通信制高校の授業料は1単位あたり凡そ6千~1万と言われているので伴う学費も3年間で45万~75万+選考費や入学金等といった具体になります。


通信制に伴う費用の相場

また施設利用費や教材費などを全て合算した場合の総額は凡そ一年間あたり20万から40万、平均30万前後だと言われています。また専門学科や総合学科といった専門コースを選択した場合さらに10万~の追加費用がかかると言われています。

通信制高校にあるスクーリングとは


通信制高校は通学できない人でも高校の教育を受ける権利があるという理念から生まれました。そのため全日制や定時制のように通学が前提ではありません。しかしスクーリングだけは、決められた日数参加しなければなりません。スクーリングとは、どういうものでしょう。


<スクーリングとは?>

通信制高校は、毎日学校に通わなくてもいい高校です。授業を受けるというものではなく、自分のペースで学習計画を立て進めてゆきます。計画性と意志と情熱が不可欠です。ここに規定数のスクーリングがあって、必ず参加しなければならないものです。公立の通信制高校は月に4日程度ですが、私立は方針やフォロー体制によって、月2回程度のものから週3回程度開催しているもの、自由に毎日通っても良いものなど様々なスクーリングがあります。スクーリングは面接指導のことを言いますが、学生に対する支援が充実している私立では、勉強の進み具合などのフォローもスクーリングで行っている学校もあります。スクーリングの面談指導というものにとどまらず、生徒の心の悩みを打ち明けたり、コミュニケーション能力を挙げるための機能として働いていることもあります。私立の通信制高校選びには、スクーリングがどういうものなのかといったものもポイントになります。

救済としての通信制高校への期待


以前、経済的な理由や環境、身体的な障害によって、通学を前提として単位制と学年制を採用している全日制や定時制の高校では、通うことが困難という学習希望者もいました。
そのような希望者でも高校教育が受けれる場として、通信制高校は大きな意義があるものでした。
今でもそのような理由を持った人がいないというわけではありませんが、昔ほどではありません。
「経済的な理由」や「身体的な理由」に加えて、いじめや心のバランスを崩したことによって、不登校となったりひきこもりとなったりしてしまった子供たちの進学先として選択されるようになってきました。
時代の流れが、「心のなかに問題を抱えた子供たちの救済の場」として、通信制高校に期待を寄せるようになったのです。


<時代にマッチした通信制高校のカリキュラム>

学校に行きたくても行くことができないで不登校になってしまった子供たちには、教材を与えるだけでは根本的な解決にはなりません。
不登校になったしまった原因を見つけ、それに対しての手厚いフォローと指導があって、初めて克服に向かいます。
それを行っている通信制高校も多く見られるようになりました。
学校ごとに「不登校の生徒の指導に特化している通信制高校」「身体に障害があっても学校生活を送りたいといった希望者に対応可能」「コミュニケーションを重視している」といった特徴があります。
自分にとって何が必要な支援なのかを考えて、学校選びを行ってみましょう。

通信制高校に入学したい


何かの事情から通信制高校に入学したいと考えている人や、自分の意思で通いたいと考えている人もいますよね。
入学するのはいいけれど、一番気になるのはその学費なのではないでしょうか。
一体どのくらいかかるものなのか分からないという人も多いですが、全日制に比べては安くなっているところが多いです。
ただ、気を付けてほしいのは専門分野の学べる通信制は少々学費も高いということです。


●通信制高校での過ごし方は?

通信制高校は、自己管理の出来る人でなければ少々厳しいかもしれませんね。
自由な時間が多くあるので、自分を律することが出来ないとだらだら過ごしてしまったり、遊んでばかりになってしまいます。
ちゃんと学習時間などを決めて毎日を過ごしていくことが大切なので、何かスケジュールを立ててからの方がいいでしょう。
全てのスケジュールを決めるのではなくて、まずは一週間分を決めて行動をして少しずつ変更していくのもアリ。


●友達って作れないの?

通信制高校のデメリットは、他人と接する機会が非常に少ないこと。
だから友達を作るのも無理なんじゃないかって思っている人が多いはず・・・でも、それは自分次第で変わりますよ。
クラブ活動とか行事に参加することで、他人と話す機会を作ることが出来ますから、ぜひ参加してみては?

特徴的な通信制高校のカリキュラム


高等教育を受ける機会が、誰にも平等にあるようにという趣旨によって通信制高校は作られました。その意義にいつの時代も変わりはありません。しかしイジメ問題やコミュニケーションがうまく取れないといった悩みから、不登校や中退に陥ってしまった学習者が通信制高校を選択するケースも増加しています。そこからそのような事情に対応した授業内容を開発している通信制も現れています。それが学校選びの大きなポイントともなっています。


<いじめや挫折の経験>

いじめなどによって大きな挫折感や疎外感を感じるようになった学習者は、コミュニケーションにも自信を喪失しています。それが自己否定にもつながってしまうものです。そういった精神状態の中で苦しみ、他人と関わることを拒否してしまうこともあります。


<心を救う教育>

現在の通信制教育には、「高等教育をうける場である」ということももちろんですが、それ以上に、心の救済を切望している場合もあります。基本は通信制高校でも、担任の教師が寄り添い、個々と深く関わってゆくことを信条とする学校もあります。その中で自己の肯定と人を認める心の教育に重点を置いています。ネガティブ思考からの脱却するといった、自己啓発のカリキュラムが組まれている通信制も増えています。しかしそれを行っているのは私立の通信制高校です。

通信制高校と就学支援金


通信制高校の学費、特に私立のものは一見高く見えますが皆さんは就学支援金制度をご存知でしょうか。手っ取り早く言うと国が皆様の就学を支援する為にお金を払ってくれる制度の事で、一部の私立通信制高校はこの就学支援金制度の対象校となっています。これら対象校では表示価格より実際かなり安く就学する事が出来ると言われています。


就学支援金制度の内約

就学支援金制度のベースはもとより収入の少ないご家庭でもきちんと子供に教育する場を与えて欲しいという思いのもと形成されています。その為例えば就学支援制度対象の私立通信制高校に通う場合最大で11万8800円が減額となりますが、世帯収入が350万円以下の場合は1.5倍の17万8200円、250万円以下の場合は2倍の23万7600円が支給されます。


通信制高校側の学費表記

前述のように私立通信制高校に通う際には国から支援金を受け取る事が可能です、その為もし支援金を希望する場合はきちんと入学を検討している通信制が制度の対象校か確認を取るようにしましょう。また就学支援制度の対象となっている学校の学費表記には特に法則性が無く、例えば支援金を前提としない金額を表記している学校もあれば、最初から支援金制度を前提に減額した料金を表記している学校もあります。そのあたりも含めて費用の計算は行うようにしましょう。

転ばぬ先の杖?通信制とサポート校の同時入学


通信制高校について調べていると、通信制高校とはまた別に「サポート校」と呼ばれる教育機関が目につくと思います。このサポート校は主に通信制での勉強やレポートを文字通りサポートする事を目的に運営されている、言わば通信制専用塾のようなものです。


サポート校と学費

通信制高校は基本的に通信制単独でもレポートや登校をこなし、在学年数や単位数さえ取れれば卒業が可能です。しかししばしば通信制単独では勉強についていくのが難しい場合があり、このような場合サポート校を並行して通うのが有効とされています。ただしサポート校はサポート校で入学金や授業料といった学費が別途かかってくる為、実質学校二校分の学費を払う事になります。また大事なのは、通信制単独と違いサポート校単独では高校を卒業した事になりません。


通信制高校とサポート校の混同

前述のようにサポート校は別途授業料や入学金がかかるのでしばしば通信制高校に入学したつもりでサポート校に入学する方も少なくないと言います。また通信制によっては最初から提携サポート校への入学を義務化している学校もある他、サポート校でありながらあたかも通信制高校であるかのようにアピールする学校もあるといいます。サポート校は正しく使えば卒業を強力にサポートしてくれますが、使い方次第では必要のない経費が伴いますので気をつけましょう。

正確な学費を知る方法


通信制高校の学費は学校によっては一部不透明な他、通う方がどのような学科、またどのくらいの登校頻度を選択するかによっても違ってくる為申し込む前に正確な料金を把握するのは難しいと言います。「でもそれでは料金による比較が出来ないのではないか」確かにその通りです。ですが、全くかかる費用を知る術がないわけでも実は無いのです。


通信制高校への問い合わせ

通信制高校の学費は基本的には実際に入学を検討している学校への資料請求を行う事でより詳細で具体的な経費の内約を知る事ができます。また資料請求で届いた資料を見てそれでも総額がぱっとしない場合は実際に通信制高校を訪れるあるいは電話で問い合せてみるとよいでしょう。具体的にどの学科でまたどの程度の頻度で通う予定かを詳細に説明すれば学校側も具体的で正確な数字を教えてくれる事でしょう。


資料請求や問い合わせの注意点

ただ全ての通信制高校がそうというわけではありませんが、一部の学校は資料請求をした途端過剰な電話での営業をかけてくる場合があります。その為学校あるいは資料請求サイト選びは慎重に行う必要があります。尤も営業の電話からその学校の本質や倫理観が見えてくる事もあるのですが…兎も角相手の信用を押し計らずに個人情報を明け渡すのはリスクだという事です。

学費が安くても卒業できなきゃ意味が無い?


とにかく学費の安い通信制高校を探しているという方にはまず大前提として話しておかなくてはならない事があります。それは必ずしも学費が安い事と最終的にかかる金額が安い事はイコールではないという事です。


通信制高校学費の理論値

勿論理想は最低在学期間の3年で必要な単位を全て取得しストレートで卒業する事ですし、誰もが必ずそう出来るのであれば学費は安いに越した事はないでしょう。それこそ私立の1/10以下と言われている公立通信制高校に通えば学費は恐らく想定できる学費の凡そ最低となるでしょう。しかし現実にそうできている人はほんのひと握りしかいないのです。あなたがあるいはあなたの息子娘さんがそのひと握りに含まれるという絶対的な自信や根拠があるのなら話は別です。しかし卒業出来ないのであればどれだけ学費が安くてもそれは活かせなければその分無駄になりますし、最終的にサポート校を利用したり他の通信制高校へ転校したりするのであれば当初の目論見よりずっと高くなる事もありえます。


大切なのは確率とのすり合わせ

リスク管理の観点から述べるのであれば「本当に安い」というのは想定できる全てが上手くいって最低の値段を叩き出す事ではなく、多少うまくいかない事があっても結果卒業できる範囲での最低価格だと私は思います。