通信制高校を選ぶ際に重要なのが、学費ですよね。
学費だけで選ぶわけではないと思いますが、安いに越したことはないですよね!
そこであなたが知りたいであろう岩手県内にある通信制高校のなかでも学費の安い学校だけを紹介します。
岩手県内の学費の安い通信制高校:杜陵高等学校
岩手県内にある学費の安い公立の通信制高校は、杜陵高等学校です。
まずは肝心な学費について紹介していきます。
学費の大部分を占めるものとして受講料というのがあります。これは授業料と同じものです。
受講料は1単位ごとに値段が決まっていて、190円となっています。
例えば年間で20単位登録しようと思っているのなら、受講料は1年で3,800円になります。
1年間で登録できる最大の単位数は30なので、1年で受講料が5,700円を超えることはありません。
その他には諸納金(諸会費)というのがあります。これには教育振興会費や生徒会費、高体連会費、同窓会費、図書視聴覚費などが含まれていて20,000円(年額)程度となっています。
そして最後に教科書・学習書代金というのがあります。こちらは受講登録した科目数により違いはありますが、おおよそ15,000円(年額)となっています。
しかし一定の単位を修得していて、定職に就いているかパート・アルバイトで年90日以上働いている生徒に対しては、教科書・学習書が無償で給与されるという制度がありますので、対象者は積極的に利用するといいでしょう。
杜陵高等学校の学習の進め方
通信制高校なので卒業するためには、基本的に家で自主学習しレポートを作ることになります。
レポートはそんなに難しいものではなく教科書を見ればできるものになっています。
そしてレポートが出来たら、郵送するか学校の投函ボックスに入れるかのどちらになります。
そうすると先生が添削してくれ、評価やコメントが書いて返送されます。
あまり空欄が多い場合、レポート不合格になりますのでしっかりやりましょう。
スクーリング日は忘れずに!
受講科目が少ない場合でも年に10日以上の登校が必要になります。
このスクーリングの際に先生に分からないことがあれば聞くことができます。
定められたスクーリング時間数を満たしていないと、最後のテスト受けられません。
それなのでスクーリング日はしっかり行きましょう。
就学支援金が使える私立通信制高校:鹿島学園高等学校
次に紹介するのが岩手県内にある学費の安い私立の通信制高校、鹿島学園高等学校です。
当然私立なので先ほど紹介した通信制高校の学費よりも高くなります。
まずは入学金は50,000円となっています。
そして授業料ですが、こちらが公立の通信制高校と大きく変わってきます。
鹿島学園高等学校では1単位あたり7,000円となっています。1年で25単位登録した場合、175,000円になります。
その他に施設費として24,000円(年額)で通信費として5,000円(年額)となっています。
これだけ見るとかなり私立の通信制高校は学費が高く感じられるでしょう。
就学支援金で負担額を軽減できる
就学支援金とは、生徒が学校を通して国に申請をすることでもらえるお金のことです。
私立の通信制高校の場合だと、1単位あたり4,812円支援されます。
つまり支援金を受けた状態で25単位修得した場合、授業量は54,700円まで抑えられます。これはとても大きいですね。
しかし所得に応じて支援されるお金に違いがあるので、注意が必要です。
学費サポートプランの紹介
学費サポートプランとは保護者の負担を減らし、学費の面でサポートするものです。
まず初めに紹介するのが国の教育ローン(日本政策金入金庫)です。
こちらは、受験にかかった費用や学校納付金(入学金、授業料など)、教材費、パソコン購入費など実にさまざなものに対応しています。
また日本学生支援機構との併用も可能なので、併用することで保護者の負担額をかなり軽減できます。
次に紹介するのが、カシマの通信の提携教育ロ―ン「学費サポートプラン」です。
これはオリエントコーポレーション(オリコ)と提携するもので、入学金や授業料などをオリコが立て替え、その後保護者より毎月分割で納付いただく制度になっています。
手続きも簡単なので、こちらを利用されるのも一つの手ですね!
「ローン」と聞くと抵抗がある家庭もあるかもしれませんが、奨学金だって返済が必要なら同じです。利用している家庭も多いので安心してください。
まとめ
公立の通信制高校と私立の通信制高校の1年間でかかる費用について詳しく述べてきましたが、費用だけで考えると圧倒的に公立の方が良いと言えるでしょう。
しかし通信制高校に行く最大の目的である、卒業するということを考えると多少費用がかかる私立のほうが費用が高い分、サポートも手厚く卒業はしやすいのです。
費用だけで選ぶのではなく、自分がその通信制高校に通って卒業できるかも考えて、選ぶことが大切です。