通信制高校で学費を親が出すのはどうなの?

通信制高校は全日制の高校と比べると、学費は安く抑えられます。公立の学校であるならなおさら、安く抑えられます。

しかし、通信制高校の学費が安いとはいえお金はもちろんかかります。

ここでは、通信制高校の学費について、親が出すことが当たり前なのかどうかについて、また出してくれない場合はどうすればいいのかを通信制高校に通う生徒の現状などを見ながら、紹介していきます。

通信制高校の学費は親が出すのが普通?

通信制高校は全日制の高校と違って、単位制なので時間割を自由に組むことができます。

そのため全日制に通っている生徒よりも多く自由な時間を作ることができ、自分の時間を管理できます。

全日制に通っている生徒がアルバイトをしようとしても、アルバイトができる時間は平日の学校が終わった夕方以降と土日しかありません。

部活をしている生徒はもっとアルバイトをする時間がありません。それゆえ、全日制の生徒が稼げるお金には限界があります。

さらに全日制の高校の学費を考えると、親が出すというのがほとんどです。

通信制高校は自分の時間が多い

一方で通信制高校の生徒は、前述のように自由な時間を多く作れるため、その分アルバイトも多くできます。

そして、通信制高校の安さを考えると、学校に通いながら生徒が出すことは可能です。

このような事情から、通信制高校に通っている生徒の中には、親が出すのではなく、生徒が出していることもよく見られます。

ゆえに、通信制高校の学費を親が出すということは、当たり前のことではないようです。

通信制高校に通う生徒の現状

通信制高校に通う生徒は全日制の高校と比べて何かしらの問題を抱えてしまっていることが多いです。
その問題の多くは家庭の事情です。家庭の事情とは、もう少し詳しくいうと、家庭の経済事情です。

親が子供に高校に通わせたいが、家庭の経済状況を考えると学費が高いところには通わせられない。

そういった状況の中で、なんとか親が子供に通わせてあげようとするために、通信制高校を選びます。

現在の日本の高等学校への進学率が97パーセントを超える現状を考えると、親が子供を高校に進学させたいと考えるのは当たり前のことかもしれません。

また、母子家庭で育った子供が親に負担をかけたくないと考え、通信制高校を選ぶこともあります。

母子家庭となると、どうしても収入が減ってしまうことが多いので、経済状況も厳しくなってしまいます。

これら以上の事柄が、通信制高校に通う生徒の学費を親が出すということが当たり前ではない理由の1つになりそうです。

親が学費を出してくれない場合

親が学費を出してくれない、そういう方もいると思います。

そんな方にどうすれば通信制高校に通えるか、いくつか方法を紹介していきます。

アルバイトをする

最初の方でも触れましたが、通信制高校は自分で時間割を作れます。このメリットを最大限に活かしていきましょう。

公立であれば、授業料は年間約10万円です。

1ヶ月あたりで換算すると約9000円です。ということは、時給900円であったとしても10時間働けば払うことができます。

私立の場合だと、安くても年間約30万円ほどはかかるので、1月換算で約27000円。労働時間でいうと、1ヶ月あたり月30時間が必要です。

公立に比べれば高くはなりますが、払えない額ではないですね。

就学支援金を使う

通信制高校でも就学支援金を使うことができます。生徒が学校を通して国に申請して受け取ることができる支援金です。

この支援金は年間約10万円ほど授業料を支援してくれるので、公立の場合は無料で学校に通うことができます。

またこの支援金は返済不要であることも、大きなポイントです。しかし、支援金の所得にはいくつか制限があります。

1つ目は既に高校を卒業してしまった人。

2つ目は親権者の年収が910万円以上の世帯の人。

この2つ以外にも細かい条件があるので、気になった方は詳細を調べてみてください。

特待生制度の利用

特待生制度に関しては学校によって、支援してくれる金額が異なりますが、ある程度入学金や授業料の負担はしてくれます。

この制度は学校が指定する大学に進学する意欲、そしてその当人にその学力が伴っていると判断された場合や利用できます。

またスポーツや芸術で秀でた才能があると判断された場合にも利用できます。

まとめ

通信制高校に通う生徒の現状から、親が授業料を出すことが当たり前ではないということがわかりました。

全日制の高校に通っている生徒は親が出すということは当たり前のように考えてるかもしれません。

しかし、通信制高校の場合は、実際にアルバイトなどを通して自分で払うことができるので、親に出してもらうのではなく、自分で払い続けている生徒もいます。

そんな現状を踏まえると、親に学費を出してもらえることは、とても有難いですね。

通信制高校を選ぶ際には学費も重要なポイントの1つと考えていいですが、せっかくい3年間通う学校ですので制度や授業内容も含めて決めましょう。


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