通信制高校を卒業するまでにかかる年数は?

通信制高校を卒業するためには実際何年学校に通わなくてはいけないのでしょう?
「8年かかった」という人もいれば「1年で卒業した!」という人もいるし、どうしたら卒業できるのかも、実際のところよくわからないですよね。
今回は卒業するまでの流れと、必要な在籍年数を紹介します。


通信制高校の単位取得条件

高校を卒業するためには最低限74単位の取得が必要です。
通信制高校でももちろん同じで、単位が取れなければ卒業することはできません。
単位を取得する方法は大きくわけて2つ。
まずはここから解説していきます。

スクーリング

単位を取得するうえで必ず必要になってくるのが、スクーリング
通信制高校では登校することをこの名称で呼びます。
スクーリング日数は通う学校やコースによって大きく異なり、少ないところでは年に5日前後、多いところでは全日制のように週に5日学校に通うことも可能です。
「通信制高校」の名前から「一度も学校に行かないで高卒の資格がとれる!」と思ってしまう方もいるのですが、それは特例中の特例。
また年に数回しかないスクーリングを欠席してしまうと、卒業年数にかなり響きます。
自分が絶対に登校できるようなスクーリングの日程と内容を選択することが大事です。

レポート・試験

全日制よりも登校日数が少ない代わりに、継続的に提出しなければならないのがこのレポートです。
多くの通信制高校ではレポートが成績の判定要素の7割程度を占めます。
逆を言えば、これさえきちんと提出していればほとんど問題はありません!
内容は教材を見ながら答えていく簡単なものが多いので、心配しなければならないのは学力というよりも提出期日に間に合えるかどうかです。
夏休みの宿題などギリギリまでなかなか手を付けられない人は、なるべく登校日数を増やして学校でレポートをやるようにするなど対策しておくと安心。
自学自習は向き不向きがあり、生徒本人だけでなく保護者の協力が必要になってくる場合もあります。
なお、試験の有無は学校によりけり。
内容もさほど難しくないようなので、レポートをしっかり提出していれば大丈夫でしょう。


卒業にかかる年数は??

上記の通り、通信制高校ではスクーリングやレポート提出を行って単位を習得していくわけですが、実際のところ卒業には何年かかるのでしょうか。
すでに一度高校を中退されている方や社会人の方は特に気になる問題ですよね。
なるべく早く卒業できることほど嬉しいことはありません。

最短3年は必須

【高校を卒業するためには最低限74単位の取得が必要】だと先ほど言いましたが、高校卒業するためにはもう一つ【3年間以上の在籍が必要】です。
そのため、どんなに早く単位を取得しても3年間は高校に在籍する必要があります。
なお、以前別の高校に通っていた場合は、前の学校で在籍していた期間と合わせて3年間あれば大丈夫です。
だから通信制高校では「1年で高卒資格ゲット!」などというケースがあるんですね。
ですから一度も高校に入学せず大人になってしまった方だと、たとえば52歳に通信制高校に入学した場合少なくとも55歳までは高校に在籍しなければなりません。
ネットで授業を受けようがこれだけは変えられない条件なので、注意してください。

編入・転入の場合は単位数次第

先ほど在籍期間が前の高校と合算できると言いましたが、取得単位数も同じように合わせることができます。
たとえば既に50単位取得している場合は、(74-50=)24単位の取得で卒業が可能です。
だいたい1年間で25単位前後の習得が推奨されているため、この場合上手くいけば通信制高校の在籍は1年間だけで大丈夫です。
このように卒業まで何年必要になるかは、これまで取得している単位数によって大きく変わってきます。
まずは現在取得している単位数を確認することが大事です。

最長は何年?通信制高校にも在籍期限がある!?

たまに「俺は高卒の資格をとるのに6年かかりました…」などといった口コミを見ることもありますよね。
確かになかなか試験に合格できなかったりスクーリングを欠席したりして単位を習得できず、大学で留年するように何年も通信制高校に在籍する生徒もいます。
しかしこの年数も無制限というわけではありません。
通信制高校の一部では在籍期間を6年か8年に制限しています。
学校側は生徒の卒業率を上げたいので、いつまでも卒業できない生徒のために時間を費やすことはなるべく避けたいというのが背景のよう。
コースを変更するなどして長い間学校に在籍することもあるようですが、なるべく早めに高卒資格を取得してほしいのは学校側の願いでもあるようです。


通信制高校では時間をどう使うかは自分次第

全日制の高校では3年間でほとんど必ず学生生活を終えることになりますが、通信制高校では高校生活に何年かけるのかは個人の自由でしかありません。
そのため1年で高校生活を終わらせるのも、はたまた3年以上かけてしまうのも、すべて生徒本人のやる気次第。
自学自習が基本となってくる通信制高校は全日制の高校以上に、継続力ややる気が欠かせないものとなってきます。
在籍年数を短くしたいならば、家庭の保護者の方はもちろん、通信制高校の教職員などとも積極的に連携をとることが大事です。
まずは目標年数を決めて、しっかり計画を立ててみるといいですよ!


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