「通信制高校は全日制高校よりも就職に苦労する」というのが一般的なイメージですが、実は通信制高校の中でも、就職実績の良い学校はたくさんあります。
それ故、通信制高校卒業後は就職を検討しているという方は、就活支援が手厚い学校を選ぶのが良いでしょう。
とは言え、そういった通信制高校は、他と比べて学費が高そうでもありますが、どうなのでしょうか。
この記事では、面接、履歴書対策などを実施している通信制高校の内容や、学費を紹介していきたいと思います。
(全国的な通信制高校の学費の平均について知りたい方はこちら!
→通信制高校の学費の相場を調べてみた)
就活支援が手厚い通信制高校
ここからは、就活対策を手厚く行ってくれる通信制高校を紹介していきたいと思いますが、皆さん、就活対策とは一体どのような事をすると思いますか?
お辞儀の方法やスーツの着方などももちろん大切ですが、一番大事なのはやりたい事を発見して、より明確にする事と、その目標に合った会社を見つけ、対策を行う事です。
これが出来なければ、どれだけ内定を貰えても、自分に合わない会社で働く事になってしまいます。
自分のやりたい事を見つける近道は、「何かに興味を持つこと」です。
一般学習以外にも多くの分野が学べる通信制高校は、全日制より目標を見つけやすいかも知れません。
ヒューマンキャンパスは「人材力」を育成
全国の40ヶ所以上に学習センターがある私立通信制高校のヒューマンアカデミー高校では、デザインや音楽、ダンスなどと並んで、ビジネスの専門コースを設けています。
このコースは、パソコン、コミュニケーション、プレゼンテーションといった分野を、力を入れて学び、社会にとって必要な人材を目指していきます。
少人数個別フォローで、生徒一人一人の進路希望に応じた就職対策が可能なだけではなく、インターンシップへの参加を通学よりも重要視しているので、全日制よりも実践的に職場体験、職種選びを行う事が可能です。
ウェルネス高校は資格取得を重視!
同じく大手の通信制高校である日本ウェルネス高校は、簿記や電卓、文書処理といった資格の取得を推奨しています。
現在は、高校生でも簿記を中心に多くの就活希望者が1つ以上のビジネス資格を持っています。
そうした同級生がライバルになる事を考えると、履歴書の時点で優位に立てるのは大きいですよね!
企業の中には、通信制高校卒という履歴書の記載だけで判断を下してしまう所もあるので、そのイメージを払拭するくらいの資格があれば非常に就職に有利です。
通信制高校ビジネスコースの学費を比較
次に、通信制高校ビジネスコースの学費を見ていきましょう。
就活対策を手厚く行っている通信制高校は多くありますが、ここではヒューマンキャンパスのビジネスコースを例にしたいと思います。
もし、学費が払えなくなってしまったら、通信制高校を卒業する最大のメリットが得られなくなってしまいます。
それ故、学費支払いのシミュレーションはしっかりと行っていきましょう。
ヒューマンキャンパスビジネスコースの学費
入学金 | 100,000円 |
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授業料 | 8,500円(1単位) |
施設費 | 60,000円 |
教育学習費 | 32,000円 |
教育充実費 | 120,000円 |
キャリア教育充実費 | 320,000円 |
合計 | 736,000円 |
以上がヒューマンキャンパスのビジネスコースの学費となっております。
これ以外にも、一般学習やビジネス資格取得の為のテキスト費などがかかるので、年100万円以上を想定していた方が無難でしょう
学費支払いを抑える方法
もし、ビジネス専門コースの学費が高いと感じるのなら、ヒューマンキャンパスの場合hが、専門チャレンジ過程を選択するという手もあります。
これは、一般学習を中心に、少しだけ専門科目を受講するというものです。
就活対策にかかる時間は大幅に減りますが、学費は半額以上に抑える事ができます。
就活を考えた場合、何よりも高卒資格を取得する事がビジネス資格よりも優先です。
途中で辞めざるを得ないという事態を避ける為にも、支払いのシミュレーションをしっかり行いましょう。
補助金を利用しよう!
通信制高校の中には、就学支援金の対象校が多くあります。
この就学支援金とは、国が通信制高校の学費を一部負担する制度です。
国が行っているので、内部や民間の奨学金、学費免除とは別に申し込める事が多いです。
このような補助制度を利用して、なるべく学費の負担を抑えていきましょう。
卒業後すぐに働く場合も、最初の研修期間などは給与が低めに設定されており、教育ローンの支払いが困難な事が多いです。
こんな状況を防ぐ為にも、なるべく就学支援金といった付与制度を利用していきましょう。
まとめ
結論から言えば、通信制高校を卒業したからといって就活で不利な訳ではありません。
しかしながら、未だ通信制高校に対する誤ったイメージが一般的である故に、企業の採用担当者から不利な判断をされる可能性も大いにあります。
そんな状況を防ぐ為にも、ライバルに負けないくらいの就活対策や、資格取得を行う、「なぜ通信制高校に通うのか」という理由を明確にしておくといった準備を万全に行いましょう!