通信制高校と定時制高校を学費で比べてみた

高校には全日制・定時制・通信制の3種類の形態があります。

通信制高校への入学を考えたときに定時制高校とどっちを選ぼうか迷うことも多いです。

今回は学費面に注目してこの2つの学校形態を比較してみましょう。

定時制高校とは

定時制高校という言葉は通信制高校に比べると比較的馴染みがありますが、「夕方や夜に授業を受ける高校」くらいしかイメージがない人も多いでしょう。

具体的にはどんな学校なのでしょうか?

授業は1日4時間!入学時に選んだ時間に登校

定時制高校の授業は1日4時間と決まっています。

全日制高校は1日6時間程度が基本なので授業を受ける時間は少し少ないです。

授業を行っている時間帯は各学校により異なりますが、最近では夜間を中心に午前9時頃から夜9時頃の範囲内で授業を受けることができます。

仕事やアルバイトとの両立もしやすいのが特徴です。

しかし好きな時間に授業を受けられるわけではなく、「午前中に授業を受けたい人は一部」「午後に授業を受けたい人は二部」「夜間に授業を受けたい人は三部」というように入学時に部を選択します。

学校によっては、部によって人気に差があり入学試験の倍率なども変わってくるようです。

通信制との違い

通信制高校と定時制高校の一番の違いは、定時制高校は時間が少ないにしろ毎日登校する必要があるということです。

最近では週5日通学ができる学校も増えてきていますが、通信制高校では基本的に週1回程度の登校で卒業ができます。

また定時制高校には社会人の生徒があまりいません。そのため同年代のクラスメートと一緒に授業を受けることができます。これがいいと思うか悪いと思うかは個人によって大きく感じ方が違うでしょう。

学費を比較してみました

では学費面を比較してみましょう。

定時制高校の場合は学年制なのか単位制なのかによっても大きく費用が変わってくるので、こちらは分けて比較してみます。

初年度学費を比較

公立定時制高校(学年制) 32,400円
公立定時制高校(単位制) 43,500円
公立通信制高校 8,400円
私立通信制高校 210,000円

公立の学校を選んだ場合には通信制高校のほうがかなり安い授業料で高校卒業ができるようです。

学費の面だけで考えるなら公立校に入学することが望ましそうですね。

公立の定時制高校は倍率が高く入学できない!?

しかし公立の定時制高校・通信制高校は県内に数校しかない場合が多く、入学時の倍率が高くなり学力によっては入学できないこともあります。

まずは定時制高校を受験してみて落ちてしまってから通信制高校を検討するのもおすすめです。

通信制なら入学時に学力テストがある学校が少ないので、ほとんどの生徒はすんなり入学することができます。

私立通信制高校は仕事をしながら通える

学費が安いのは公立の学校ですが、自分の時間を多く使うことができるのは私立の学校です。

そのため私立の通信制高校なら高校卒業資格を取得しながら、社会人として普通に働くこともできます。

そうなると私立通信制高校に通ったほうが、定時制高校や公立の通信制よりも年間の収入を高くすることができますよね。

このような理由から授業料の設定は高くても私立の学校を選ぶという人もいます。

どっちがおすすめ?

定時制か通信制かどちらを選ぶのがおすすめなのか。それは人それぞれです。

簡単なポイントをいくつか紹介しましょう。

登校日数を少なくしたいなら通信制がおすすめ

先ほども紹介したように定時制高校は平日毎日学校に通う必要があります。

なるべく学校に行きたくないのなら通信制高校がおすすめです。

アルバイトをしながら自分で学費を稼いでいる生徒もたくさんいます。

専門学科を学んで就職したいなら定時制がおすすめ

最近では専門科目を学べる通信制高校も増えてきていますが、定時制高校にも工業科・商業科・情報科などのさまざまな学科があります。

定時制高校は高校卒業後就職を希望する生徒が多く、特にこのような専門学科からの就職率はかなり高いです。

工業高校や商業高校のようなものだと考えてもらえればわかりやすいでしょう。

大学進学をしたいなら通信制がおすすめ

実は大学進学率でいうと通信制高校のほうが定時制高校よりも高いです。

大学進学コースなど専門コースがあるからだとも考えられますが、学費が高いぶん勉強面のサポートがしっかりしているからではないでしょうか。

個別指導の授業を受けられる学校もたくさんあるので、少し高めの授業料を支払ってもそれだけの価値はあるといえるのではないでしょうか。

自分に合った選択を!

定時制と通信制について学費面を中心に比較してみましたが、どちらの形が合っているのかイメージすることはできたでしょうか?

各学校によっても雰囲気などにサはあるので、できればそれぞれ1校ずつ見学に行ってみるのもいいかもしれません。

入学前にできるだけ具体的なイメージをつけておけば、入学後のリタイアも事前に防ぐことができますよ。


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