通信制高校の学費は登校日数によって違うのか

通信制高校は登校日数がその人や選択するコースによって大きく異なります。
たとえば年に数日間の合宿に行くだけでスクーリングを終えることができる学校もありますが、希望すれば週に3~4日も登校できる学校もあります。
それではその登校日数によって学費は変わってくるのかどうか、これが入学を検討している皆さんの気になる部分ですよね。
今回はその謎を一緒に解いていきたいと思います。


学費の相場

通信制高校の学費の相場を確認しておきましょう。
まず公立通信制高校の学費は1年につき約5万円といわれています。
そのため3年間通っても15万円ほど。
こう聞くとものすごく安く思えますよね、さすが公立といったところでしょう。

続いて私立通信制高校ですが、1年間の学費相場は約25万円です。
公立の約5倍ですから、なかなかのお値段といえますね。

→通信制高校の学費を公立と私立で比較

しかしこの学費は登校日数によって変わってきます。


通信制高校の登校日数パターン

通信制高校は全日制高校と違い、上記のようにスクーリング日数がコースによって違います。
まずは登校日数パターンをそれぞれ確認して、どんな人にどの程度の登校日数がおすすめなのか考えてみましょう。
登校日数は入学時に決めることになりますが、ここで自分にとって無理のある登校パターンを選択してしまうと順当に卒業できなくなる可能性があるので気をつけてください。

年に数回の合宿で消化する集中型

合宿という形で集中的に時間を割くことにはなりますが、通信制高校での生活全体を通して最も負担が少ないのが恐らくこの集中型です。
しかも多くの私立通信制高校は合宿先を沖縄などのリゾート地に設定していて、合宿スクーリングでは勉強以外にもさまざまなイベントを行うことができます。
そのため合宿を通して友達をつくる生徒も多いようです。
泊まり行事というとなんだか緊張してしまったり身構えてしまったりする人もいるかもしれませんが、一度出発してしまえば余程のことがない限り途中退場はできない環境ですし、何度も何度も学校に通うことに自信がない人はこの集中型の登校日数パターンがおすすめです。
合宿先がものすごく豪華なホテルなどであれば旅費はかさみますが、そうでなければ学費は相場からそんなにずれることもないでしょう。

不定期に年20回程の登校

一般的な通信制高校の学費の相場はだいたいこの日数の場合の金額です。
月に1回と少し登校すればいいだけなので、高卒資格を取得したい社会人の方がこの登校日数で通っている場合が多いです。
また、アルバイトで学費を稼いでいる学生の利用も多いようです。
ただしこの程度の登校日数だと学校内で友人をつくることはあまりないので、登校は少し心細いかもしれません。
通信制高校では勉強して高卒資格をとれればそれでいいんだ!
そんな人はこのコースがちょうどいいかもしれませんね。

週に1回登校

塾のようなイメージで週に1度の登校で卒業するパターンです。
18歳までの若い生徒や、学校以外ではあまり外の人との関わりがない人には人気のコースになっています。
1年間の通学日数は40回ほどになるので、年20回登校のコースよりも多少学費は高くなりますが、定期的に登校できるので勉強のトラブルなどに対処しやすく、先生たちからもほどよいサポートが受けられます。
登校日数は次年度に変更できる場合がほとんどなので、不登校だった人などはまずこのコースで通学に慣れて、次年度に日数を増やすことが多いようです。
また、友達づくりや部活動への参加もできるような頻度なので、通信制高校で勉強以外の思い出作りをしたい人にはおすすめです。

週に3~4回登校

通信制高校のなかでは登校日数が多いパターンです。
大学受験など進学を希望して勉強を人一倍頑張りたい人や、なるべく全日制高校と同じような環境で通学したい人が選びやすいコースです。
登校日数が格段に多いので、もちろん学費も高くなります。
おおよそではありますが、年間50万円程度と考えていいでしょう。
このように学費は高くなりますが、それだけサポートも他の登校パターンより手厚くなります。
また、アルバイトなど学校外での予定が特にない人は週に4日登校して、通信制高校での勉強や部活に打ち込むのもいいかもしれません。


通信制高校は登校日数と学費のバランスが大事

このように多くの登校パターンがある通信制高校ですから、あらかじめ登校日数学費をよく確認しておくといいでしょう。
スクーリングは自分に合った適度な日数のものを選ばないと卒業に支障がでる場合がありますし、通えなくなってしまったときには、せっかく通信制高校で学校生活をやり直そうとチャレンジしてもまた転んでしまっては次のステップになかなか進みづらくなってしまうので注意が必要です。
もちろん学費については家庭の事情もありますが、高等学校就学支援金という国の制度を利用して金額を少なくすることもできます。
自分が「行きたい!ここで卒業するんだ!」と思って入学しないと、通信制高校を卒業するのは簡単なことではありません。
学費や登校日数などさまざまな観点で学校を比べてみるといいでしょう。


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