このサイトでは学費が安い通信制高校をたくさんご紹介していますが、入学後に「こんなに授業料がかかるなんて思ってなかった…」なんて後悔をしてしまうケースも多いです。
もしも入学した学校が思った以上に学費の高い学校だったらどうすればいいのでしょうか。
入学後に学費面のギャップを感じないために
そもそもどうして入学前と入学後に、学費への印象が変わってしまうなんてことが怒ってしまうのでしょうか。
費用のことは皆さん入学前に十分に調べておくはずなのに、入学前と入学後でギャップが生まれてしまう。そうなると学校側への不信感も生まれてしまいますよね。
そうならないためのポイントを紹介します。
教科書代などもしっかり聞く
教科書の購入代など授業料以外にかかる費用については、年間学費のなかに含まれていない場合が多いです。
しかしこうした費用は地味にかさんでいきます。年間5万円くらいを見込んでおけばいいですが、入学前にきちんと去年の金額例などを確認しておくといいでしょう。
オンライン授業を展開している学校では、毎月インターネットシステムの利用料を支払わなければならないこともあります。
細かいところまでしっかり確認しておくのが大事ですね。
行事の参加について親子で相談を
授業料以外で一番お金がかかるのが実は行事の参加費用です。
通信制高校では行事は基本的に自由参加ですが、だからこそ必要になる費用を正確に予測することが難しいんです。
通信制高校でも修学旅行などの宿泊行事を設けている学校は非常に増えてきています。
入学前にあらかじめ親子でこうしたイベントへの参加について少し話をしておくといいでしょう。
入学前には生徒本人が「絶対参加しない」と言っていても、入学後には参加したくなるかもしれません。そんなときに生徒がお金を気にして自分の気持ちを伝えられなくなるなんてことは絶対に避けたいですよね。
お金がかかる通信制高校に入学してしまったら
もうすでに、予想よりも学費が高い通信制高校へ入学してしまっている方。
経済的にしんどい状況だという人もいるでしょう。
生徒本人が学費のために勉強そっちのけでアルバイトをして、結局レポート提出ができなくなってしまうなんて本末転倒なことにもなりかねません。
今できるかもしれない提案をいくつかここでしておきます。
申請していない制度はないですか？
高等学校等就学支援金やその他の奨学金など、利用できるのに利用していない制度はありませんか？
日本には授業料に適用できる給付金制度がたくさんあります。
しかしこれらの制度は自ら申し込まなければ、もちろん利用することはできません。
高等学校等就学支援金なんてもうやってるよ！という人もいるかもしれませんが、一緒に併用できる奨学金や教育ローンもたくさんあります。
教育ローンの利用などはその場しのぎの形になることもありますが、お金の問題で通信制高校をやめてしまうよりはいいのではないでしょうか。
そのコースは本当にお得なものですか？
最近では1つの通信制高校で10コース近くのコースがある学校もあります。
選択するコースや登校日数によって費用は大きく変わってくるので注意です。
基本的に高校卒業のための最低限の授業しかなく、登校日数も少ないほうが学費は安くなる傾向にあります。
もしも今自分が通っているコースよりも授業料が安いコースがあるなら、そちらに転籍をするというのも手ですね。
しかし年度の途中では転籍ができない学校もあるので気をつけてください。
費用が安い学校に転校してしまう
いっそのこと今通っている高校よりも安い通信制高校に転校してしまうのも手です！
通信制高校から通信制高校への転校は、学力試験などもないのでさほど難しくありません。
しかし転校したくなったからといってそう焦ってはいけませんよ。
年度の変わり目での転校を
多くの学校では、1年間の学費は一度支払ってしまうとどんな事情であろうともう返還されることはありません。
そのため年度の途中で転校をしてしまうと2校分の年間学費を支払わなければならないことになってしまいます。
すでに数回授業を受けている単位をまた1から取得するのも勿体無いですし、年度末にいま履修している単位を取得してから、次学年から新しい学校へ行けるよう手続きするのがおすすめです。
通っていた学校側はなかなかいいように思わないかもしれませんが、自分の意志をしっかりもってより楽に勉強ができる環境を選びましょう。
まとめ
学費が高い通信制高校へ入学してしまわないためのポイント、また入学してしまった場合の対処方法についてご紹介しました！
授業料が高い学校だと100万円を超えるお金を支払わなければならないこともあります。しかし学費が30万円だろうと120万円だろうと、通信制高校で取得できるのは同じ「高校卒業資格」です。
高卒資格だけで問題ならできるだけ費用のかからない学校を選ぶのが吉でしょう。