通信制高校でも借りることができる奨学金

通信制高校に通う、又は通おうとしている学生は通信制高校の学費が全日制の高校に比べて安いからという理由の方が多いのではないでしょうか。

しかし、安いと言っても経済的に負担は大きいですよね。

負担が大きすぎて学費が払えそうにないかもと困っている方たちがいるのではないでしょうか。

また、特に通信制高校に通う生徒さんは他の学校と比べても、親に迷惑をかけられないから自分で払うという方が多いはずです。

そんな方たちに、学生に特化したローンの教育ローン、奨学金や支援金などを紹介していきたいと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

通信制高校でも借りることが出来る

通信制高校でも受けることが出来る奨学金はたくさん存在します。

通信制高校の学費が安くても捻出できない方はいます。学費が払えないため入学を諦める必要なんてありません。

奨学金やく高等学校等就学支援制度があるので見ていきましょう。

諦めることはこれらを知ってからにしてくださいね。

様々な種類の奨学金から自分に合ったものを見つけよう

奨学金には返済が必要な貸与型と一定要件を満たすことで返済が不要となる給付型が存在します。

具体的には、自治体の奨学金があります。

これは、各都道府県に窓口が設けられていて、勉学に意欲があるが経済的に就学が困難な人に対して無利息で貸与している奨学金です。

他には、病気や自殺、災害などで保護者をなくした人や重症後遺障害で働くことのできない家庭の学費に困る生徒に貸与されるあしなが奨学金や交通遺児育英会奨学金、元NHK会長の阿部真之介の遺志による通信制高校の生徒を対象とした奨学金の財団法人阿部育英基金奨学生があります。

返還不要な高等学校等就学支援金制度

さて、高等学校等就学支援金制度は平成26年度4月以降の入学者を対象にした制度です。

1世帯の市町村民税所得割額が30万4200円で、年収が910万円未満の世帯などの生徒を対象に支給されます。

なお、私立高校の場合は支給額が加算されるようです。

この制度の支給金額は低いですが、通信制高校の生徒は返還不要であるこの制度を活用するといいですね。

教育ローンを活用しよう

通信制高校に通うのは決めたけど経済的に余裕がないから、どこからか借りることを考えている方、教育ローンがあります。

しかし、この教育ローンというものは学生本人ではなく、保護者に返済義務が生じてくるローンとなります。つまり、学生の保護者がお金を借りるということです。

そのため、教育ローンを利用する際は、学生本人と保護者の方でしっかりと話し合ってから借りるようにしましょう。

教育ローンと奨学金の比較をしてみよう

教育ローンとは、通信制高校にかかわらず学校教育費の支払いや、一人暮らしの賃貸支払い、資格取得にかかる費用に利用することが出来るローンです。

教育ローンの特徴は、学生の保護者に返済義務が生じること、借りるお金は一括で振り込まれること、利息は借りた翌月から発生すること、返済開始は借りた翌月からということです。

最大の特徴である学生の保護者に返済義務が生じることで、返済の開始を卒業まで待ってくれません。

奨学金とちがい一括でお金を振り込んでもらえることが強みとなります。そのため、受験料や入学金といった、新生活の始まりには頼もしいローンですね。

一方、奨学金の特徴としては、学生本人に返済義務があること、毎月一定の金額が振り込まれること、利息と返済は卒業後から始まるということです。

奨学金は学生のための貸し出しているものあり、一般的なローンに比べて条件が良いですが、借りるには教育ローンよりも厳しい審査を通る必要があります。

教育ローンの借り方

教育ローンとはどのように借りればいいのでしょうか。

教育ローンには日本政策金融公庫によるローンと一般金融機関によるローンの2つの種類が存在します。

1つ目の国が運営している日本製作金融金庫は固定金利が1.90%と低いのが魅力となっています。

また、世帯収入によって借りることが出来る金額が変動、母子家庭と父子家庭は優遇されるなどの特徴もあります。

そして、2つ目の一般金融が貸し出しているローンは先程の運営している日本製作金融金庫とは違い、手軽に借りることができます。

必要書類が少なく、申込みから融資までの時間が短いが強みとなります。振込期限が決まっている受験料や入学金が必要な時はありがたいですね。

通信制高校だけど学費が払えないなんて言わないで

このように学生たちを支援する制度や奨学金、ローンなど沢山あります。

このような学生たちに特化したものを知らなかった人達もいると思いますが、これを機に自分にあったものを探しましょう。

絶対に自分にあうものはあるはずなので通信制高校でも学費が払えないから入学を諦めるなんて言わないようにしましょう。諦める前に、まずは知ることからです。

もしそれでも高くて厳しいなという方はなるべく学費がかからないという通信制高校を選ぶのも手ですよね。


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