せっかく通信制高校に入学したのに学費が足りないという理由やめてしまうのはもったいないですよね。通信制高校は私立と公立で金額が全然違います。
今回はお金が足りないくて学校を辞めちゃうという事にならないように様々な制度をご紹介します。学校を辞める前にまずこの記事を読んで下さい!
通信制高校は私立と公立でこんなにも学費が違う!
全日制の学校のように通信制高校も私立と公立とでは学費がまるで違います。まずはそれぞれの平均金額を見ていきましょう。
公立の場合
東京都の公立の学校の場合、入学金は500円、授業料は1単位336円がかかります。
それ以外に必要な費用は、日本スポーツ新興センター共済掛金(年間165円)・実習に必要な教材費・レポートの郵送費です。このように、公立の通信制高校は年間10万円前後で通えます。
私立の場合
なんとなく私立のほうが高いのはわかるけど具体的にどれくらい高いのでしょうか。私立の学校は授業料に大きなばらつきがあります。
まず、私立の中でも安いで評判な鹿島学園高等学校を見ていきましょう。
鹿島学園高等学校の学費は年間20万円を切ります。
そのため3年間通っても合計60万円です。しかし、学費以外に教科書代や大学進学コースなどのオプション代もかかってきます。
さらに、毎年入学希望者が多く生徒数がギリギリになっています。
そして、お得に通える学校は飛鳥未来高等学校です。
年間目安は424.000円ですが、週5日までに自由に登校日数を決められるため、お得です。
また、自由に選択できるアカデミー授業もあります。
メイクやネイル、ダンスといった専門的なものを年間20~30万円で選択することができます。
なんでこんなにも違う?
それではなぜこんなにも学費が違うのでしょうか。やはり、私立のほうが先生からの精神的なフォローや卒業に向けた指導がしっかりしています。
具体的には面談を実施するときに連絡の徹底やレポート提出に向けたスクーリングなどがあります。
実際卒業率は公立よりも私立の通信制高校のほうが断然高いです。卒業を目指す場合は私立を受験して先生からのサポートを受けたほうがいいでしょう。
様々な制度を有効活用しよう
以上、具体的な金額を見てきました。私立に通うとなるとやはり高いですよね。そこで今回は就学支援金の利用について見ていおきます。
就学支援金
これは、国に生徒が申請しておりる支援金です。学費が足りないときはぜひこれに申し込みましょう。
公立の場合は1単位336円(月額520円)、私立の場合は1単位4812円(月額9900円)です。
しかし、所得制限があります。親権者の年収が910万円以上の世帯は対象外になってしまいます。
また、生徒が20歳以上の場合は保護者がいないため、その生徒の整形維持をしている人(事実上保護者)や本人の税額によって決められます。
一方、年収が一定額に満たない場合は支援金の加算が最大2.5倍あります。そして、支援金は通信制高校の場合は原則4年間までしか支給されません。
休学するときは学校に申し出て支援をストップしてもらいましょう。
私立の学校に入学するとしたら、1年間で25単位履修します。そして支援額は年間120.300円です。そのため、自分で払う学費は半分程度になる場合も多くあります。
しかし、それでも学費が足りないという場合はどうしたらいいのでしょうか。
奨学金や特待生の利用
それでも足りないという場合は奨学金の利用をオススメします。しかし、返済しなくてはならないだけではなく、利息もかかるところが多いです。
東京都を例にすると、公立高校の場合月額18.000円、私立高校の場合35.000まで借りることが出来ます。
しかし、第一連帯保証人として父もしくは母、第二連帯保証人に両親以外の人を立てられることが求められています。
分割払いが可能な学校
学費の納入を一度にしなくてはならないとお金が足りないときがありますよね。
そこでご紹介するのは分割払いの制度のある通信制高校です。
ルネサンス高等学校は一括納入以外に学費サポートプランの利用の納入方法があります。ルネサンス高等学校が提携しているオリコの教育ローンを利用することで分割払いが可能です。
また、飛鳥未来高等学校も入学が決まってから相談することで分割払いが可能です。そのため、お金が足りなくなってしまったら一人で抱え込まず学校にも相談しましょう。
卒業をめざそう
学費が足りないからって公立の通信制高校に進んで、やっぱり通うことが大変でやめてしまいたいと思う可能性が少しでもあるのなら、最初から高くても私立の学校に通いましょう。
せっかく通っている学校を中退するのは本当にもったいないです。私立の学校に通い、通学日数の少ないコースならば学費も抑えられ、さらに支援金や奨学金といった制度を活用しましょう。
そうすればお金が足りなくて中退してしまうという可能性は少ないと思います。通信制高校を選ぶ際はお金だけではなく本当に自分にあった学校を見つけることで卒業の可能性も高くなります。